挿し木でお庭を華やかにしませんか?挿し木のすすめ
ガーデニングをしている方は挿し木をしたことがある方も多いでしょう。
「挿し木なんて上級者のすること」と思っている初心者の皆さん、枝を切って土に埋めておくだけで根付くこともあるので意外と簡単ですよ。今回は挿し木のやり方や、簡単に挿し木ができる植物をご紹介していきましょう。
基本的な挿し木のやり方
(1)挿し木用鉢を用意
深さが20センチ程度の植木鉢、プランターなどの鉢底に軽石を入れ、その上に挿し木用土(ホームセンター等で売られているもの)を入れておきます。
(2)挿し穂の準備
挿し木にする枝のことを挿し穂といいます。挿し穂にするための株は、できるだけ良質で若い株を選びましょう。また日の当たっているところを選んで切ってください。切る時に、ハサミではなくカッターなどのナイフで切ったほうが枝がつぶれません。
(3)水に挿す
挿し穂に節がある場合は、いちばん下の節のすぐ下から斜めに切ってください。葉の数が多いときは3枚程度を残すように数を減らしましょう。コップなどに水を入れ、挿し穂を入れて数時間から1晩ほど水揚げをします。ただ茎が腐りやすいので、深めの水に挿すのはNGです。
(4)土に挿す
用意しておいた植木鉢の土に、割りばしなどで穴をあけ、挿し穂を挿し入れます。挿し穂の周りの土を指で軽く押し固めます。
(5)日陰に置いておく
挿し木した植木鉢は日陰に置いておきましょう。ここで注意なのですが、絶対に土を乾かさないようにします。水を張った鉢皿を敷いておくとよいでしょう。
比較的簡単に挿し木できる植物は?
*アジサイ
6月~7月頃の挿し木が最適。浅めに張った水に挿して、発根させてから土に挿すと失敗しにくい。
*バラ
5月後半~7月、9月中旬~10月。
*パキラ
観葉植物のひとつ。5月~7月頃が最適。挿し穂は緑色の枝を使うと良いです。
*ラベンダー
4月~6月、9月~10月。枝の先端(7〜8センチ)を切って挿し穂にしましょう。
これからの季節は植物が盛んに成長するので、挿し木に最適な季節です! 挿し木で植物を増やし、自分の庭をもっと華やかにしてみてはいかがでしょうか?
最後に、種苗法の育成者権のついている品種は、個人で楽しむ以外の目的で増やすことはできませんのでご注意くださいね。