そのブロックで大丈夫? コンクリートブロックには種類があった!
園芸やDIYに……便利に使えるコンクリートブロック
コンクリートブロックは安価で扱いやすい資材のひとつです。園芸やDIYに……近頃はホームセンターなどで手軽に手に入りますから、誰でも簡単に利用できますね。
そんなコンクリートブロックには、種類があることを知っていますか? 種類によって用途も違ってきますから、コンクリートブロックを選ぶ際の知識として知っていると役に立つと思います。
コンクリートブロックの種類って?
建築用コンクリートブロックにはA種、B種、C種の3つの規格があります。
【A種】
気乾比重:1.7未満
圧縮強さ:4N/mm2以上
【B種】
気乾比重:1.9未満
圧縮強さ:6N/mm2以上
【C種】
気乾比重:なし
圧縮強さ:8N/mm2以上
と書かれても、一般の人には意味がわかりませんよね?
簡単に図式にすると、
強度:C種>B種>A種
重さ:C種>B種>A種
C種がいちばん強度が強く、次にB種、A種と強度が弱くなります。また、重さもC種がいちばん重く、次にB種、A種となります。
気乾比重が1.9未満のA種、B種は一般的に軽量コンクリートブロックと呼ばれており、重量ブロックと呼ばれるC種と分けて分類されることがあります。
用途に合わせて適切なブロックを使おう
A種の軽量コンクリートブロックは軽くて使いやすく(といっても、女性が持つには少し重いかもしれませんが……)、強度を必要としない園芸のような用途に向いています。
しかし、強度を必要とする用途にはA種のコンクリートブロックは使用できません。ブロック塀や、大きな物置の下に引くようなコンクリートブロックは、強度の強いC種を選ばなくてはいけないのです。
最近ではDIYブームから、何でも自分で作る人が増えてきました。間違って不適切な資材を使ってしまうと、倒壊したり破損したりというトラブルが起きる危険性があります。
しっかりとした知識を身につけ、用途に合わせたコンクリートブロックを使用しましょう。わからないことは、お店の人や専門業に相談してくださいね。