バリアフリーのお庭計画で、お住まいを更に快適に(2)
バリアフリー化と同時にお庭が楽しめる工夫ができると生活が更に楽しく、豊かなものになります。バリアフリーでガーデニングやお庭を楽しむためには、以下のような配慮をしてみましょう。
バリアフリーで、さらにお庭を楽しむためのポイント
・メンテナンスフリーをテーマに
お庭をバリアフリー化した際に、安全なお庭をいつまでも維持できるように維持管理が簡単であることはとても重要なことです。雑草処理などの手入れは最小限に済むように心がけましょう。
・デッキを作ってお庭へのアプローチを気軽に
庭の出入り口となる窓から段差なくデッキをつくることで、気軽に庭や外の空気にあたることを楽しめるようになります。
また、デッキを設置することで雑草の生える範囲を減らすことができるため、バリアフリー化をしつつお庭を楽しむためには非常に有効な手段といえます。
天然木の場合は1~3年ごとに塗装等を行う手間が必要ですので、人工木材やアルミ材の使用がおすすめです。
・通路は広く確保して、花壇を設ける際にはアイランド状に
バリアフリーのお庭でも植栽が楽しめたら素敵ですよね。花壇を設ける際は、アイランド状にすることで360度どこからでも眺めたり、手入れをすることができて楽しみ方も増えます。
バリアフリー化を意識した場合、花壇の廻りに設ける通路は幅90cm程度確保することが理想的です。通路にはアプローチのバリアフリー化同様に水はけが良く、滑りにくい舗装材を選びましょう。
ツツジなどの低木や、グランドカバーに使われるハーブ類を選ぶと、雑草の発生を防ぐ効果が期待でき、手入れが少なくて済みます。単純なバリアフリー化から少し踏み込んだ計画をすることで、暮らしはより快適になります。
お住まいのバリアフリーを考えられた際には、ぜひお手入れが簡単で、安全で、生活が豊かになり長年楽しめるお庭づくりを目指してみてくださいね。