ウッドデッキもいろいろ! 種類別特徴を解説します
ウッドデッキがお庭にあると、その使用用途の多様性からお庭の楽しみ方が広がります。
天気のいい日に、お庭のウッドデッキでひなたぼっこや、ランチ、お茶会やバーベキュー、お子さんのプール、愛犬のブラッシング等ウッドデッキのある生活は考えただけで顔がほころんでしまいますね。
この記事では、そんなウッドデッキに使われる天然木の樹種別特徴と、人工ウッドデッキ材の特徴を解説します。ご自宅にぴったりなウッドデッキ探しの参考にしてみてくださいね。
天然木ウッドデッキの人気樹種4つ! 種類別特徴
天然木のウッドデッキは、人工材にはない温かみが最大の魅力といえます。ウッドデッキに使われる木材は、耐久性のある堅い木が選ばれますが、年に一度は防腐剤や塗料の塗布等、メンテナンスを行うことが必要不可欠。その上でウッドデッキの設置を検討してみましょう。
まずは天然木で人気の樹種4つの特徴をご紹介します。
・ウエスタンレッドシダー(米杉)
耐久年数:10年以上
価格帯:中
耐久性、殺菌性、防虫力性に優れています。反りや曲がりなどの施工後の変化が少ないことや、加工がしやすく価格もあまり高くないこともウッドデッキ材として魅力的です。米杉と呼ばれますが、ヒノキ科に属するためヒノキ材の特徴を持っています。
・イペ
耐久年数:20年以上
価格帯:高
高級ではありますが、公共施設や店舗などでも使用され、耐久性・美しさ共に大変優れています。経年変化によりグレーに変色しますが、腐りや虫害にもとても強く、ささくれも少ないといった理想的なウッドデッキ材といえます。
・サイプレス(豪州ひのき)
耐久年数:15年
価格帯:中
白アリに強く、薬剤処理の必要がありませんので、小さなお子さんのいるご家庭でも安心して使えるウッドデッキ材です。和洋折衷な見た目と、褐色へと変化する姿はとても温かみがあります。
・ウリン
耐久年数:20年以上
価格帯:高
イペ材と同程度に耐久性と耐虫害に優れ、世界的に桟橋や船舶床材など水辺のウッドデッキ材に使用されています。経年変化により、濃い褐色へと変わります。
人工材デッキの特徴は?
人工材最大の魅力は、こまめなメンテナンスが不要なことです。まめなメンテナンスをする自信がない方や、とにかく手がかからないウッドデッキづくりを目指す方におすすめです。
・人工木材
耐久年数:15年~20年以上
価格帯:高~低
樹脂製の人工ウッドデッキ材は、腐食・虫害に強いことが最大の魅力です。特に木材の風合いを再現した樹脂製のウッドデッキ材は、美しい見た目が長もちします。また、価格帯の高いものは熱伝導率が低く、塗料の工夫によって表面温度が暑くならないため夏場も快適に使えます。
・アルミ材
耐久年数:20年以上
価格帯:中
アルミ製の人工ウッドデッキ材も、樹脂製のものと同様に腐食・虫害に強いことが最大の魅力です。年に1度以上水洗いをすることで錆の防止になり、美観を保つ助けにもなります。
熱伝導率が高いため、履物が必須になります。近年は木の風合いを再現したものも登場しています。
このように、一口にウッドデッキといっても、様々な種類とそれぞれの魅力があることがお伝えできたことと思います。ご自宅に適したウッドデッキを見つけてより快適な住まいを実現させてくださいね。